ステアリングの補修 [クルマやバイク関係]
我が家のWHP11プリメーラワゴン。SR20VEはまだまだ元気で、世間でいまいち評価のハイパーCVT-M6もこれといったトラブルもない。とは言え、初年度登録から15年も経てばいろいろと気になる点が出てくる。その一つがこれ。
本革巻きのステアリングなのだが、表面の樹脂コーディングが擦れなどにより大きく剥げてきてしまった。私自身気を付けているので、自らのミスで傷つけたことはない。でも、なぜか点検や修理の度に傷が付いて、コーディングが剥げて戻ってくるのだ。でも、右側ばかりなので、運転席からの乗降の際、指輪や時計など、何らかの硬いものが当たっていると思われる。
コーディングのある場所とないな所では、ごくわずかの段差があり、質感も大きく異なる。見栄えはともかく、運転する際、手のひらに触れてどうしても気になる。はがれている場所が、一番手に触れるためである。そんな理由から補修することにした。
革補修とくればすぐにヒットしたのがこれ。
<コロンブス アドカラー 黒>
コロンブスのアドカラーだ。いろいろなサイトにも、クルマの革製パーツに使っている例が載っており、参考にしながら早速補修を試みた。ところでこのアドカラー。買い物ついでに立ち寄ったどこの靴売り場でも手に入らなかった。結局、東急ハンズに別の用事で行った際に、ようやく買えたのだ。
カラーも豊富にあるので、、混ぜ合わせることにより、いろんな色の革製品に使えるようであるが、WHP11のステアリングは黒なので、黒のみを買ってみた。
まずは、サンドペーパーをかけて表面をならし、最後に脱脂。写真はサンドペーパーをかけているところ。多少荒目の400番程度から削り、細目で仕上げる程度でいいようだ。
これはまだ塗装中。アドカラーは水性なので、100円ショップで売っている絵具用のパレットで、水性絵具のように水で薄めるとうまくいくようだ。柔らかめの絵筆に水を含ませ、水彩画のように薄く塗っては乾燥を繰り返してみた。意外なことに、塗り終えてから1分足らずで乾いていく。おかげで作業効率はとてもよかった。逆に、乾燥が早いので、失敗する可能性もあったがうまくいった。
気になったのは、筆で塗る際、アドカラーが泡立つことがあること。筆に付け過ぎてもいけないし、無理に伸ばしてもいけない。また、失敗を感じたら、すぐさま濡らしたウエスでふき取る。薄めても強力な被膜になるので、完全にやり直す際は最初のサンドペーパーからやり直しが必要だと思われる。
わずか数分の乾燥で全く手につかなくなったのはビックリ。念のため10分ほど乾燥。塗装後の触感は、ほかの部分とほとんど違和感がなくなった。期待以上の仕上がりである。アドカラーの紹介では、つや消しっぽく仕上がっているようだが、実際には艶々に仕上がることが分かった。靴や鞄に使うときは相手を選ぶ必要があるかもしれない。しかし、もともとステアリング表面は、すれて艶々に近かったので、パッと見の違和感もない。晴天下でよく見ると、わずかに色が濃くなっているのがわかる程度。ほんの少しグレーを混ぜれば良かったのかも。
補修後、一ヵ月が過ぎたが、特に気になる点もなく、耐久性も大丈夫のようだ。
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お見事。
15年は素晴らしい。
私は13年が最高です。
by 楽しく生きよう (2013-11-13 20:20)
>楽しく生きようさん
ありがとうございます。13年でもなかなかの車齢です。大事にされてたんですね。
by akiyoshi (2013-11-16 18:43)
びっくりです!こんないい道具があったんですね。
お気に入りの靴捨てなきゃよかった~(笑)
タケさんは何でも器用にされますよね~。
物を大事にする心とテクニック、見習わなきゃ(*^^)
by ituki (2013-11-18 00:01)
>itukiさん
靴や鞄など革製品に使えるみたいです。
新しく買えるならそれもいいでしょうが、気に入ったモノを長く使うのもアリですよね。節約にもなるし。
by akiyoshi (2014-04-30 23:20)
こんにちは。
私の車のハンドルも劣化してきているのでさっそく買いに行きたいと思います!
ありがとうございます
by ながた (2014-06-10 23:10)